仕事柄よく雑誌などの取材を受けることの多い私ですが、最近そんな取材の中で決まって聞かれるのが「この先流行しそうなインテリアのテイストって何ですか?」という質問です。
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インテリアにはファッションのように、みんながそのテイストのものをこぞって買い集める…といったようなはっきりとした流行はありません。
ましてや最近では日本人のインテリアに対する意識が高くなったせいもあり、1つのテイストに決めてコーディネートするのは息苦しい、いろいろなテイストが混ざっているのに、全体のバランスが取れてあか抜けて見える方がおしゃれ、と感じる人たちが多くなっています。いわゆるミックススタイルが流行りということでしょう。
そうなると尚更、これからこのテイストが来る!とは言いにくくなってくるのですが、最近私の中でちょっと気になるテイストがあります。それはヨーロッパのクラシックテイスト。
この秋冬、ファッションでクラシックテイストが流行っているのと連動して、ゴブランや革で張られた猫足のソファや彫刻がほどこされた燭台など、重厚でクラシカルなものが気になって仕方ありません。もちろん全てをそのテイストで揃えるのは、スペースも狭く、天井も低い日本の住宅事情には不向き。
シンプルでモダンなテイストにちょっぴりエッセンスとして加えるのです。ということで私の部屋も秋冬に向かって模様替えでもしようかしら、と自宅にあるクラシックテイストな雑貨を探してみました。すると、昔、母が趣味で購入した古いアンティークの電話や、ギリシャで買った天使の置き物、父がパリの蚤の市で買ってきた銀の燭台、カトラリーなどなど…なかなか使えそうなものがありました。これにさらにプラスα、インパクトのあるものがほしい感じです。
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この秋はインテリアもファッションのも古き良き時代の女優風(?!)を目指して、アンティークショップをまわってみようかな…と思っている今日このごろです。
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