4月半ばから6日間、タイに行ってきました。バンコクでインテリアと雑貨の大きなギフトフェアが開催され、タイ国政府貿易センター大阪の主催で、日本からのツアーが組まれ、そのツアーにアドバイザーとして同行することになったからです。
実はタイを訪れるのは2度目。1度目は3年前、雑誌オレンジページインテリアの取材で、インテリアショップをまわりました。偶然、今回も前回と同じバンコクとチェンマイです。
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バンコクのギフトフェアは空港近くのコンベンションセンターにて開かれていたのですが、東京ドーム2個分ほどの面積の会場に、所狭しといろいろなインテリアショップやメーカーが出店しています。家具、雑貨はもちろんファブリックやおもちゃ、石鹸やアロマグッズまで、たくさんのアイテムが見られます。
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その中でも私が特に気になったのは、最近活躍しているタイのデザイナーたちのインテリアグッズを集めたブースです。タイ=アジアンテイストという概念をくつがえす、モダンで洗練されたデザインのものがたくさん展示されていました。思わず個人的に欲しい!と思ったカラフルな歯ブラシを展示したブースでは、デザイナー本人(Ekpong Kosapongさん)が、デザインのコンセプトを説明してくれました。ブラシの頭の部分が、数字の8のような形をした歯ブラシは、よく見ると裏側に穴があいています。この穴は、ただ見ためのデザインだけではなく、中心に固まりやすい歯磨き粉を、きれいに洗い流すことができるという実用的な意味もあるそうです。
この新商品以外にも、彼のデザインした歯ブラシはスーパーやインテリアショップで売られているそうなのですが、1本57バーツ(約170円!)とリーズナブル。これだけデザイン性が高ければ、もう少し金額を上げてもいいのでは?と質問してみたところ、一般の人たちにも、もっとデザイン性の高いものを広く、たくさん使ってほしいという彼のコンセプトのもとに、上代を安く設定しているんだそうです。なんて素晴らしいポリシー! 彼は本当に素敵なアーティストだなーと思いました。ちなみにまだ日本には入ってきていないそうですよ。
このように、すぐれたデザインと機能性を兼ね備えたレベルの高い商品をたくさん見て、タイの新しいデザイナーたちのパワーを感じ、私にとっても、とても刺激になった旅でした。
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