No.17
イタリアのお菓子はアイデアの源ですネ(笑)
 

 新婚旅行で2月後半にヴェネツィア、フィレンツェ、パリに行ってきました。

 私がイタリア大好き!の理由のひとつに、大の小麦粉好き!甘いもの好き!というのがあります。イタリアはまさにスイーツ&小麦粉天国。パスタ、パン、ピザ、ジェラート、ケーキ、…私が大好きなものだらけの国なんです。
 そんなわけで今回も食べまくり、そして食べ物の写真を撮りまくってきました。

 イタリアにはパスティチェリアというお菓子屋さんが街のいたるところにあって、ケーキやチョコレートやブリオッシュなどの甘いパンなどを専門に売っています。それぞれの地方に独特の特産お菓子があり、味やデザインもさまざま。
 薄いパイ生地がひだのようについている貝のような形のパン「アラゴステ」や、丸いクッキーが二つ、クリームでくっついた「ペスカ」(桃の意)などなど見た目もかわいくおいしいお菓子がたくさん。

 今回見つけて感激したのはチョコレートの上にかわいいあひるが飾られたもの。中はアーモンドのプラリネでした。
 それからヴェネツィアはちょうど謝肉祭の仮装カーニヴァルの真っ只中だったので、お菓子屋さんも特別。カーニヴァル限定のお菓子はもちろん、飾りつけもカーニヴァルで、あちこちで仮面の形のお菓子を見ました。

 イタリアのお菓子をみていつも驚かされることはデザインの豊かさと色合いの美しさ。フルーツを模ったマジパンも道端で売っているさまざまな形の飴も、本当にびっくりするような極彩色!健康のことは別として、食べ物というより芸術品です。
 「こんなところからも手作りもののデザインや色あわせを学んだり、アイデアの源になったりするんだよ〜」と理由をつけてすごい量のスイーツを食べる私に、さすがの旦那様もかなり引いていたみたいです…(笑)

 ちなみにヴェネツィアのカーニヴァル限定のお菓子、私が特に大好きなのがあり、以前習っていたイタリア語の先生がなんとヴェネツィアのパスティチェリアの息子だというので「レシピを教えて!」と聞いてみたところ、レシピは門外不出で、息子である彼にすらお父さんは教えてくれないそうです。さすが。やっぱり職人なんですねえ。

 
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